なのはなこども園

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©2022 なのはなこども園

なのはな

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園長のつぶやき

2024.04.24
園長のつぶやき

やさしさがあふれて💕~わくわくの年長組さん~

昨年度年長組になることの喜びと意欲を胸に新入園児のために植えたチューリップの芽もひとつふたつと可愛い花を咲かせたように新年長さんとしてのやる気がみなぎっているように感じられる今日この頃です。 じゃが芋植えに始まりお花の水やり、花壇の草取りと毎日意欲的に頑張ってくれていますね。 年少さん年中さんが見ている中、とても上手にじゃが芋を植えることができました。「がんばれ!」のかけ声が自然と沸き起こり、張り切って植える姿がとても印象的なじゃが芋植えでした。  今年は、園創立から三年目で初めて園庭の桜も花を咲かせてくれました。そんなけな気な桜の花にみんなで感動したことが、自分たちで植えたチューリップの水やりやパンジーの水やり、そして花壇の草取りをしてくれる植物への優しさにつながっているようです。 年長さんになったことへの喜びがいろいろなお仕事をすることで園で一番大きいクラスとしての自覚にもなっているようです。 新入園児歓迎会は短い時間でしたが小さいお友達へのちょっとしたしぐさに(例えば、手をつないで椅子に座るときに不安で手を離さない新入園児の手を自分からは離さずにじっと待ってあげている姿)溢れ出る優しさを見たようでした。 そして、水やりや草取りのお仕事をした後も、晴れの日は毎日のように、『リレーごっこ』を楽しんでいる年長さん。私も思わず大きな声で「がんばれ!がんばれ!」と声をかけているといつも畑仕事をしているご近所の人も一緒になって「がんばれ~!!」と応援してくれていました。「今年も園の前の田んぼの田植えはされるんですか?」と尋ねると「どうぞ、子ども達とまたオタマジャクシのたまごを見に来てくださいね。」と言ってくださいました。 地域の人とのつながりの有難さを子ども達と共に味わっていく新年度にしていきたいと思っています。 先日、年長さんと園庭にひまわりの種を植えました。夏に向けての楽しみが増えました。毎日水やりをして芽が出てどんどん大きくなりそらにむかって真っすぐに伸びていくひまわりの姿を一緒に見ていきたいなと思っています。   今年最後の一年となる年長さん。さらに心も体も大きく成長していくためには、いろんなことを経験していくことが大事になると思っています。嬉しいこと楽しいことだけでなく、辛い思いや悔しい思いも経験しながら葛藤を繰り返し強くなっていきます。ひまわりの花のように夏の青空に向かって真っすぐに伸びていって欲しいです。そして、ひまわりのような明るい笑顔とそして優しく温かい心を持って欲しいという願いを込めて「大きくなあれ!大きくなあれ!」と言いながら植えました。    

やさしさがあふれて💕~わくわくの年長組さん~

2024.03.15
園長のつぶやき

春はもうすぐそこに🌸

 あんなことこんなことあったでしょ♪思い出のアルバムの歌が繰り返し心によぎる季節となりました。     一年があっという間の過ぎていきました。みんなの成長が嬉しい今日この頃です。  ひよこ・りす・こあら組さんは、先日みんなで集まってのサイエンスショーも途中でお部屋に戻ってもいいと話していましたが最後まで興味をもって見たり聞いたりしている姿に(すごいなあ‼)と思いました。  うさぎさんはしっかり話を聞いて自分の意見を全園児の前でも積極的に話しています。  いつも自分から挨拶をしてくる明るく元気なきりん組さんも小さいお友達への優しい声かけやお世話が上手になりましたね。  そして、らいおんさんがいよいよ卒園の時を迎えます。その後を任されるぞう組お友達に最近、頼もしさを感じられることが多々あります。きっと優しいらいおん組から受け継いだものがあるのでしょうね。今まさに、それぞれの受け継ぎの期ですね。  私は小さい頃から、例えば自分で見つけた宝物みたいなものを自分よりももっと欲しがっている人がいると(惜しいなあ)と思いながらもあげることにしました。自分の何かを自分よりも必要としている人にはあげなくてはと思ってあげることにしてきました。その「何か」は年齢と共に「もの」ではなく「こと」になっていきました。そんなことをずっと大きくなっても繰り返してきたような気がします。  振り返るとそうすることは我慢ではなくその時その人たちの笑顔を見ることが嬉しかったのだと思います。そして、自分がいちばん欲しかったものが自分の心に返ってきて私自身がたくさんの笑顔に励まされてきたような気がします。結局それが今でも、自分の欲しかった一番の宝物になっています。 そんな時にこんな言葉が思いつきました。 💛やさしさにはやさしさがかえる💛 今、卒園していくらいおん組のお友達にこの言葉を送ります。 小学校にいってもたくさんのお友達や周りの人にみんなのやさしさをあげてくださいね。今その時には返らなくても、きっといつか自分にもやさしさが返ってくると園長先生は思います。  ぞう組さんと植えたチューリップの芽が少しずつ出てきているのを先日ぞう組さんのお友達が「園長先生みてみて、チューリップの芽がでているよ‼」と目を輝かせて教えてくれました。  一緒にプランターを見て喜びながら、「大雪の寒さにも負けないで芽が出てきてくれたね。みんなの優しい声かけがきっと伝わっているんだね。」と話していました。もう少し暖かくなったら新しいお友達を迎えるためにぞう組さんと一緒に玄関に並べようと考えています。(ちょっと重いですが)  春はもうすぐそこにきているようですね。チューリップの芽、先日、こあら組やひよこ組さんが散歩で見つけたつくし、園庭のパンジーや玄関前の梅の木の花、そしてだんごむし・・・みんなんみんな春を待っていたんだね。「もうすぐはるですよ‼」 ♪ポンポンポンと手をたたこう どこかで芽が出るポンポンポン お日さまこんにちわ キラキラキラキラまぶしいな はるですね! ポンポンポン はるですね! ポンポン♪ 園長先生の好きな春の歌💛歌ってあげますよ。聞きに来てね♬ 「チューリップの新芽 何本?」 「つくしが5本! スギナもでてるよ。」   「雪の下でも咲いていたパンジー!すごいねえ。」     「ピンクの梅の花 いいにおい‼」  「オオイヌノフグリのお花畑、中にダンゴ虫いるかな?」    

春はもうすぐそこに🌸

2024.02.02
園長のつぶやき

雪ってながぐつ好きだって❤

大雪が降った次の日、お天気をみて、さっそく雪国ならではの雪遊びが始まりました。 ♪雪ってながぐつ好きだって、ぴょんとんぴょんとんぴょんとんとん♪キュッキュキュキュキュ、キュキュキュ・・♬と口ずさむとうさぎのように跳びはねる2歳児さん。 「どんな音がするかな?」言いながら私も跳びはねてみると笑いながら「キュッキュッキュッ」「ムギュッムギュッっていった」「ゴリゴリってなった」と場所によって違う音に聞こえるみたいです。陽が当たるところと日影で凍っているところを踏みしめると違うんだろうなと子ども達の言葉から教えられた気がします。 「ゆきってどんなんかな?」と言って触ってみたりすると「ふわふわ・・・」「つめた~い」「ガリガリだった」とこちらも感覚をイメージした言葉が聞かれました。 新雪の雪や凍った雪の音や感触を体感して雪ふみを楽しんでいました。 5歳児は、先日、遊戯室でスキーの転び方や体型を平井先生から学んでいます。そして、今か今かと雪の積もる日を待ちわびていました。 大雪の合間をみてサイエンス博士で副園長の平井先生が園庭にミニスキー場を作ってくれました。私もかたわらで避難経路を作りながら雪を集めました。 さあ!準備オッケー👌平井先生が「このスキー場の名前何にしようか?」とみんなに尋ねると「なのはなスキー場!!」と何人か元気な声が聞こえました。 一人ずついろいろなスキーを段階によって挑戦していました。 遊戯室でのスキーごっこでの転び方やひざを曲げて目線は前方向などの学びが実体験にしっかりと繋がっていることに感心しながら見ていました。 「たのしかった」「もっとやりたい!」などなど意欲的な言葉が聞かれました。 大人にとっては、大変な大雪でも子ども達にとっては、わくわくどきどきの雪国でしか味わえない、貴重な体験ですよね⛄    

雪ってながぐつ好きだって❤

2024.01.12
園長のつぶやき

「スポッ‼とぬけたよ。」~待ちに待った大根ほり~

雪国の福井も穏やかな晴天の2024年の幕開けがと喜んだのもつかの間、緊急地震速報で不安な気持ちに一転した元旦でした。 なのはなこども園では、昨年から楽しみに待っていた雪の下大根(年長さんが植えてお世話した)を掘る日がいよいよやってきました。雪の下の大根は本当に甘くなっているのでしょうか? 毎日大根に「あまいあま~いだいこんになあれ!」と声をかけたり、大根は土の中でゆっくり回って大きくなることを教えてもらって葉っぱに赤いモールを巻いて観察してきました。 「大根のお顔が見えているね!」「大きくなってるかな?」「あまいあまい大根かな?」などと大根畑を前にしてワクワクドキドキした表情になっていました。 晴天の日を待っていたので、この日は小さいお友達にも声をかけてたのでどんどん集まってきていました。 ただ、この時期、朝いちばんに葉っぱにも霜が降りていたので冷たくなっていました。掘り方を見せて「大根掘りエイエイオー!!」と気合を入れて楽しい大根掘りが始まりました。それを見ていた2歳児や1歳児の小さい子たちも自然と真似をして掘り出しました。 「園長先生スポッとぬけたよ!」と感動の声。小さいお友達も一緒になって、あっという間に畑の全部の大根が抜けました。そこかしこから嬉しそうな声が聞こえてきました。準備したコンテナもたらいも満杯になりました。 さすがにこの冷たさに「手がつめたいよ。」と言いながらも最後まで抜いた大根を冷たい水で洗ってくれた年長さん。最後は手が赤くなっていました。 また、御馳走にする大根の葉っぱを確保した後は畑に戻しました。「こうやってまた、畑の土の栄養(肥し)になるんだよ。」「自然界ってこうやって回っているんだね。」(SDGsの学びの機会となるといいな) 冷たいと言いながらも何回も何回も運んでくれた年長さんありがとう。 みんなで洗い終わってテラスに並べた大根を数えたら129本あったそうです。嬉しそうに報告してくれました。また、大根にも面白い形のものがあることも発見したようです。この体験からたくさんの学びがありました。早速、いろんな形の大根を玄関にも置いてお帰りの時に保護者に見てもらいました。 そして、給食の先生が掘ってる間に大根の葉っぱを取りに来て、お昼の味噌汁に入れてくれました。午後のおやつには「フライドダイコン」を作ってくれて「とってもおいしかったよ。」と子ども達が大喜びでした。 ここにも繋がっていますよね。 次は年長さんで大根のクッキングです。楽しみですね。自分たちで作った大根の料理は格別の味なのと雪の下の大根の甘味も味わっています。  

「スポッ‼とぬけたよ。」~待ちに待った大根ほり~

2023.12.26
園長のつぶやき

🎍チューリップさん、カニさん、大根さん来年も元気でね🎍

 2023年も終わりを迎えています。なのはなこども園の子ども達はピョンピョンと飛び跳ねて元気いっぱい!!あっという間に終わったうさぎ年だったようです。様々な行事を経験して心も体ものびのびと大きくなりましたね。 先日、来年年長さんになるぞう組のお友だちとチューリップの球根をプランターに植えました。 来年の4月に新しく入園してくるお友達を可愛いチューリップのお花で迎えられるようにと一生懸命に一人一人がシャベルで穴を掘って、土のお布団をかけて、「可愛いお花を咲かせてね。」と声掛けしながら植えました。玄関に置いてあるので毎日、登降園の時にチューリップさんに声かけてあげようね。と話していました。 らいおんさんでは、毎朝、お部屋で飼っているカニさんの水替えをしている時に心温まる会話が聞かれました。 「カニさん、寒くなってもげんきかな?」「雪降っても大丈夫かな?」「ザリガニさんのげん君は元気だったのにねしんじゃったしね・・・。」「おやすみになったらどうするの?」などなど。来年を心配する優しい会話また、大根畑では雪をかぶっている大根を見て、「園長先生、大根さん、大丈夫?」「雪の下大根といってあま~いあま~い大根になるんだよ。」「え~っ!!どうして?」{寒さに勝ったなきゃといって大根ががんばるからかな?」「来年、大根なんのお料理にして食べる?」「あま~いあま~い大根のおでんがいいね。」 子ども達と同じでたくさんお話すると嬉しくて元気がでたり、大きく育っていくと思います。 それぞれにチューリップもカニさんも大根さんもみんな生きてるし、子ども達にとっては友だちなんですね。 辰年の2024年は龍のごとく勢いのある一年にしたいですね。楽しみです‼  

🎍チューリップさん、カニさん、大根さん来年も元気でね🎍

2023.11.24
園長のつぶやき

「いってきま~す!」「いってらっしゃい!」0・1歳児のお散歩

本園では、2・3・4・5歳児はもちろん。0・1歳児もお天気の良い日は、よく園周辺や近くの公園にお散歩に出かけて行きます。必ず「園長先生、いってきま~す!」と担任の先生が声をかけてくれて、まだ上手くしゃべれない0・1歳児の子ども達も先生の言葉にのせて手を振って笑顔で出かけていきます。 「いってらっしゃい!」と笑顔で見送りながら、いつもの「ただいま!」「おかえりなさ~い!」と帰ってきた時の子ども達のキラキラして満足気な笑顔を楽しみにしています。 先日の講演会で講師の武田信子先生が、保護者に是非伝えて欲しいということがありました。それはこの散歩にも繋がることだと確認しました。 1つ目は外的環境(人も含む)でその子の育ちが変わってしまうことです。五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)から主体的・探索的・自律的学びに繋がり、屋内より屋外ではこの五感から学ぶことが多いです。 ~五感をはたらかせて~  ・コスモスをみる(視覚) ・花の匂いをかぐ(嗅覚) ・花びらに触れる(触覚) ・「きれいだね」等など    保育士の話を聞く(聴覚)     ~秋の空と長く、くっきりとした影~ 秋の空は太陽が低い軌道をとるので長い影になるそうです。また、空気中の水蒸気が少ないため影がくっきり映るそうです。(サイエンス博士:平井先生に聞きました)   2つ目は赤ちゃん(乳幼児)からの民主主義についてです。赤ちゃんへの語りかけ、いろいろな意味での対話の大切さ。語りかけることで人の話を聞く子が育つそうです。(例:いきなり抱っこしないで「抱っこしていい?」と言って抱っこするなど)また、自他の区別を知り、他者に気付く大事な時期でもあります。(例:「にらめっこしましょ・・・♪」の遊びは相手の目をしっかりみることができる)いろいろな人がかかわる子育てがいいそうです。 言葉を使わない身体表現をする乳幼児。脳の大半は幼少期にできるので、体験の剥奪や関係性の貧困にならないようにしていくことが大事になってきます。 イヤイヤ期の幼児への対応・・・イヤイヤ期=試している。わがままを言わせるのではなく対話で民主的に合意を作っていくことが大切です。(ザ・イヤイヤ期の時ってなかなか難しいですよね) 今しかない子育てを一緒に楽しみましょうね。                     

「いってきま~す!」「いってらっしゃい!」0・1歳児のお散歩

2023.10.06
園長のつぶやき

そっ~とそっ~と~0歳児の試し~

 0歳児の遊びとして新聞紙遊び投げかけた時に子ども達が自分から新聞紙を触ろうとしたり、破いてみようしていました。 先生が破いたり、丸めたりする姿を真似して大声をあげて喜んでいました。          ちょうど公開保育で他の園の先生方が見に来てくださっていた日。自分たちでちぎった新聞紙を洗濯ばさみに挟んで引っ張る遊びが見られました。   強く引っ張ると新聞紙は破れてしまい、そっと引っ張ると破れずに新聞紙が取れます。 Aちゃんが何度も何度もこの動作を繰り返していました。と同時に新聞紙がゆっくり動く感覚を味わうことができたのではないかと思います。この様子を見てくださっていた幼児教育センターの坂ノ上先生はその日、家で同じように新聞紙を洗濯バサミに挟んでやってみたそうです。実際にやってみてAちゃんは、そっと引っ張ることで破れずに取れることと同時に、新聞紙がゆっくり動く感覚を発見して楽しんでいたのではないかと教えてくださいました。 この0歳児の新聞紙遊びを取り入れ、楽しみながら、触ったり、破いたりすることで今の0歳児の発達段階に即した指先遊びにつなげた保育でした。 ここから二つの素敵を見つけました。 一つは、シールはがしなど指先を使った遊びが好きな0歳児に、身近にある新聞紙と洗濯バサミを使って環境を作り、子ども達の自分からやりたいを大事に見守っていた0歳児の先生方。 もう一つは、家に帰ってからも子どものやっていたことをご自分で試して、その時のやってみたいを探ってくださる坂ノ上先生の子どもに寄り添う姿。             0歳児でも、「出会い、感じて、考える」という体験を通して、自分のやりたいから環境に関わろうとしているんだなと思いました。その姿を共感的に受け止めて支え、見守ることでAちゃんはそっと引っ張っぱるか強く引っ張るかを自分で考えて試していたのではないかと思われます。 子どもの主体性を育むための保育環境の大切さを0歳の子ども達から学びました。 最後は、ばらばらに遊んでいた子ども達が新聞紙のプールに集まってきて笑顔が溢れました。一緒の心地よさを感じているのでしょうね。        

そっ~とそっ~と~0歳児の試し~

2023.08.24
園長のつぶやき

「おばあちゃん、泣いてたね❣」~老人ホームでのふれあい~

  コロナ禍でなかなか交流が叶わなかった老人ホーム(アルマ千寿)訪問を実現することができました。子ども達にとっては夏祭りに向けて一生懸命に取り組んだ和太鼓を披露できる楽しみもあったのだろうと思います。おじいちゃんおばあちゃんのために9人しかいない年長さんですが一人4~5個のひまわりのペンダントのプレゼントを一生懸命に作りました。それぞれの思いを込めて教師が準備したいくつかの素材を工夫して作ったものです。一人一人首にかけてあげると涙を流して「ありがとう」の言葉をくれる姿に子供たちの思いが届いていることを確信しました。  アルマ千寿の職員さんがとても素敵な手作り舞台を作ってくださいました。法被姿の子ども達が登場すると拍手と共に「うわ~、かわいいね。」「子どもってやっぱりいいね。」などのつぶやきや「太鼓がんばれよ~!」の大きな声でうちわを仰いで声をかけるおじいちゃん。手で顔を覆うって涙ながらに見てくださるおばあちゃんに子ども達は真剣なまなざしで太鼓をたたいている姿がとても印象的でした。    和太鼓の演奏を見てくださる姿やプレゼントを渡す姿を見ながら、看護部長さんと私は胸が熱くなる思いを伝え合っていました。  おじいちゃん、おばあちゃんから子ども達に手作りのお手玉を2個一人ずつ紙袋に入れたものとフェルトで作ったサッカーボールを数個プレゼントしてもらいました。おばあちゃんがお手玉をやって見せてれるのをじっと見入っていました。                                                                                                                                                    実はこの日のもう一つの感動的な場面がありました。それは交流が終わって片付けを待っているときの控室での子ども達の会話です。    私が子ども達に「とっても良かったよ。」の声をかけたのをきっかけに子ども達同士でのいろんな会話が始まりました。        「ぼくがペンダントをかけたおばあちゃんぎゅってしてくれたよ。」        「〇〇くんのあげてたおばあちゃん泣いてたね。」        「太鼓たたいてるときも泣いてるおばあちゃんが見えたよ。」「わたしも、みた!」        「ぼくもペンダントあげたときにありがとうって何回もいってたよ。」        「寝ている(ベッドで)おじいちゃんにもあげたんだよ。」        「早く、サッカーボールであそびたいな。」        「園長先生、お手玉やってみて!」                 などなど。  たまたま子ども達の控室に用意して頂いた部屋がまるで会議室のように子ども達だけでふれあいの体験からの盛り上がる会話の場となりました。そんな姿をそっと見守りながら、優しい心を育むためには実際の体験から湧きでてくる思いが大切だと実感しました。  和太鼓の音の響きはおじいちゃんおばあちゃんの心にも響いたようで、らいおん組さんと老人ホームの方々の感動はお互いの心に響き合ったようです。  自分たちの存在をこんなにも喜んでくれるお年寄りがいることや散歩に行くときなどに地域の人との挨拶だけのふれあいであっても様々な人とのかかわりができるような場を作っていくことが豊かな保育に繋がっていくことを改めて思いました。  

「おばあちゃん、泣いてたね❣」~老人ホームでのふれあい~

2023.07.21
園長のつぶやき

「どろんこみ~つけた!!」~1歳児の学び~

  先日、年長さんが植えてお世話をしていたじゃが芋掘りをしました。収穫の喜びを園全体味わおうと2歳児から掘ってみました。1歳児は、畑の周りで見ていました。     後日、掘った後の畑の土で遊んでいるとすぐ隣に水たまりになっているどろんこを見つけた1歳児さん数名。目を輝かせて一目散に遊び出しました。       1歳児ながらもこの意欲的な行動に「み~つけた!」という言葉を乗せてみました。 自分たちで好きな土を見つけて遊ぶ姿にしっかり見て考えて動く姿に感心しました。(「だめ」というのでなく、たとえ1歳児であっても好奇心に寄り添い好きになることへの補償をして、後の始末を厭わずに見守ってくれることが素敵な援助ですね)                                                                               じゃが芋畑は9月からは砂場へと変わります。 来年のじゃが芋畑は今の土を違う場所に移動して、砂場の新しい砂が入ります。 1歳児の子ども達はどんな反応を見せてくれるかとても楽しみです。 いろいろな砂や土(砂・土・水)の感触を味わい、大きい子の真似をして小さな学びを繋げていってくれると願います。  5歳児が大切に育ててくれたじゃが芋は豊作とはいきませんでしたが、小さいお友達にも分けてあげようという優しい気持ちを給食の先生方が繋げてくれて薄く切ったポテトチップスにして、おやつにしました。5歳児は自分たちで育てている夏野菜と一緒にカレー作りをして食育に繋げます。            給食室が透明のガラスで見えるので自分たちが育てたじゃが芋でポテトチップスを作ってくれた給食の先生たちに感謝の笑顔を返しています。「きゅうしょくのせんせい!おいしかったよ、ありがとう💛」                                 

「どろんこみ~つけた!!」~1歳児の学び~

2023.06.28
園長のつぶやき

雨だれの音聞いてたら・・・☔(雨の日も楽しいね🌈)

 梅雨の季節に入りました。春の入園からあっという間にこの季節になってしまいました。今日はぞう組さん(4歳児)と雨の音を聞いてみました。バケツやミルクの缶・・・いろんな容器でどんな音がするか試してみました。「缶はカンカンだよ。」「じゃ、バケツは?」「園長先生、雨が弱くて聞こえないよ」「そうかもっと雨が強く降ってきたらいろんな入れ物でどんな雨の音がするかやってみようね。」「もっと雨ふってこないかな。」などなど。  こうやって雨だれの音を聞いてたらなぜか楽しくなってくるね。♪ ♪ ♪  あじさいのところへカタツムリを探しに行く途中、水たまりができていて、水の輪がきれいに広がっていく様子が見れました。  雨の日のちょっとした散歩でいろんな状況と出会います。大人の言葉がけで子ども達の感性が育まれていくのでしょうね。雨の日もいろんな世界が広がり、大人では思いつかないことも言葉として発せられます。そんな子どもたちのつぶやきも見逃さないようにしたり行動にも言葉をのせていったりできるように心がけています。  うさぎ組(2歳児)のお友だちが昨日、製作であじさいを作るための見本としてとったあじさいの花びらで、担任の先生と色水遊びにしたところ、初めは紫色だったのが緑に色が変わったことを話してくれました。目が輝いていました。「どうして色がかわったのかな?」先生と一緒に探っていきたいですね。      先日もきりん組(3歳児)のお友だちと遊んだ時に「雨が好きな生き物はなにかな?」と聞くと「カエル!」「カタツムリ!」元気いっぱいの答えが返ってきました。カエルのお面🐸作ってカエルになって飛び跳ねて散歩していたり、カタツムリのお面🐌を被ってみんなであじさいを見にお散歩に出かけていました。子ども達と一緒に雨の日の楽しさを見つけていきたいと思います。🌈  園内には様々な子どもの達の季節の壁面で溢れていて、見ているだけで雨の日も楽しい気分になります。                                                                         

雨だれの音聞いてたら・・・☔(雨の日も楽しいね🌈)

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