- 2024.01.12
- 園長のつぶやき
「スポッ‼とぬけたよ。」~待ちに待った大根ほり~
雪国の福井も穏やかな晴天の2024年の幕開けがと喜んだのもつかの間、緊急地震速報で不安な気持ちに一転した元旦でした。
なのはなこども園では、昨年から楽しみに待っていた雪の下大根(年長さんが植えてお世話した)を掘る日がいよいよやってきました。雪の下の大根は本当に甘くなっているのでしょうか?
毎日大根に「あまいあま~いだいこんになあれ!」と声をかけたり、大根は土の中でゆっくり回って大きくなることを教えてもらって葉っぱに赤いモールを巻いて観察してきました。
「大根のお顔が見えているね!」「大きくなってるかな?」「あまいあまい大根かな?」などと大根畑を前にしてワクワクドキドキした表情になっていました。
晴天の日を待っていたので、この日は小さいお友達にも声をかけてたのでどんどん集まってきていました。
ただ、この時期、朝いちばんに葉っぱにも霜が降りていたので冷たくなっていました。掘り方を見せて「大根掘りエイエイオー!!」と気合を入れて楽しい大根掘りが始まりました。それを見ていた2歳児や1歳児の小さい子たちも自然と真似をして掘り出しました。
「園長先生スポッとぬけたよ!」と感動の声。小さいお友達も一緒になって、あっという間に畑の全部の大根が抜けました。そこかしこから嬉しそうな声が聞こえてきました。準備したコンテナもたらいも満杯になりました。
さすがにこの冷たさに「手がつめたいよ。」と言いながらも最後まで抜いた大根を冷たい水で洗ってくれた年長さん。最後は手が赤くなっていました。
また、御馳走にする大根の葉っぱを確保した後は畑に戻しました。「こうやってまた、畑の土の栄養(肥し)になるんだよ。」「自然界ってこうやって回っているんだね。」(SDGsの学びの機会となるといいな)
冷たいと言いながらも何回も何回も運んでくれた年長さんありがとう。
みんなで洗い終わってテラスに並べた大根を数えたら129本あったそうです。嬉しそうに報告してくれました。また、大根にも面白い形のものがあることも発見したようです。この体験からたくさんの学びがありました。早速、いろんな形の大根を玄関にも置いてお帰りの時に保護者に見てもらいました。
そして、給食の先生が掘ってる間に大根の葉っぱを取りに来て、お昼の味噌汁に入れてくれました。午後のおやつには「フライドダイコン」を作ってくれて「とってもおいしかったよ。」と子ども達が大喜びでした。
ここにも繋がっていますよね。
次は年長さんで大根のクッキングです。楽しみですね。自分たちで作った大根の料理は格別の味なのと雪の下の大根の甘味も味わっています。