- 2023.11.24
- 園長のつぶやき
「いってきま~す!」「いってらっしゃい!」0・1歳児のお散歩
本園では、2・3・4・5歳児はもちろん。0・1歳児もお天気の良い日は、よく園周辺や近くの公園にお散歩に出かけて行きます。必ず「園長先生、いってきま~す!」と担任の先生が声をかけてくれて、まだ上手くしゃべれない0・1歳児の子ども達も先生の言葉にのせて手を振って笑顔で出かけていきます。
「いってらっしゃい!」と笑顔で見送りながら、いつもの「ただいま!」「おかえりなさ~い!」と帰ってきた時の子ども達のキラキラして満足気な笑顔を楽しみにしています。
先日の講演会で講師の武田信子先生が、保護者に是非伝えて欲しいということがありました。それはこの散歩にも繋がることだと確認しました。
1つ目は外的環境(人も含む)でその子の育ちが変わってしまうことです。五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)から主体的・探索的・自律的学びに繋がり、屋内より屋外ではこの五感から学ぶことが多いです。
~五感をはたらかせて~
・コスモスをみる(視覚)
・花の匂いをかぐ(嗅覚)
・花びらに触れる(触覚)
・「きれいだね」等など
保育士の話を聞く(聴覚)
~秋の空と長く、くっきりとした影~
秋の空は太陽が低い軌道をとるので長い影になるそうです。また、空気中の水蒸気が少ないため影がくっきり映るそうです。(サイエンス博士:平井先生に聞きました)
2つ目は赤ちゃん(乳幼児)からの民主主義についてです。赤ちゃんへの語りかけ、いろいろな意味での対話の大切さ。語りかけることで人の話を聞く子が育つそうです。(例:いきなり抱っこしないで「抱っこしていい?」と言って抱っこするなど)また、自他の区別を知り、他者に気付く大事な時期でもあります。(例:「にらめっこしましょ・・・♪」の遊びは相手の目をしっかりみることができる)いろいろな人がかかわる子育てがいいそうです。
言葉を使わない身体表現をする乳幼児。脳の大半は幼少期にできるので、体験の剥奪や関係性の貧困にならないようにしていくことが大事になってきます。
イヤイヤ期の幼児への対応・・・イヤイヤ期=試している。わがままを言わせるのではなく対話で民主的に合意を作っていくことが大切です。(ザ・イヤイヤ期の時ってなかなか難しいですよね)
今しかない子育てを一緒に楽しみましょうね。